【例文あり】介護から転職でアピールできる強みとは?

介護から転職する際にアピールできる強みは?

介護から転職できない・難しいと言われる理由とは?

介護職から転職におすすめの職種は?

こんな悩みを抱えていませんか?

この記事では、介護から転職する強み・弱み介護職から転職におすすめの職種介護職から転職を成功させる秘訣を解説します。

また、介護職から転職する人の理由職務経歴書・志望動機・面接で使える自己PR例文についても触れているので参考にしてください。

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介護職から転職
目次

介護から転職する際にアピールできる強みは?

介護から転職する際にアピールできる強み

介護職から転職する際、具体的にどのような強みをアピールできるのか漠然としている人も多いでしょう。

転職時に活かせる介護職ならではの強みは次の4つです。

  1. コミュニケーション能力
  2. 体力・精神力
  3. マネジメント能力・対応力
  4. 洞察力・協調性

コミュニケーション能力

介護職は利用者や利用者の家族、関係各所とのコミュニケーションなどが重要な仕事です。

円滑なコミュニケーションができないと利用者が求めていること満足のいくサービスはできないからです。

  • 明るく挨拶し、正しい敬語を心がける
  • 利用者の自信を向上するためにポジティブな言葉を使う
  • 利用者との会話では聞く側に徹する
  • 聞こえやすい声のトーンで話す
  • 利用者一人ひとりに合う話題を用意する

上記のように細かな配慮ができる人はコミュニケーション能力が高い人といえます。

コミュニケーション能力が高い人はどの業界でも高評価を得られるので、転職時にはしっかりアピールしましょう。

体力・精神力

介護職は移動介助や入浴介助など、さまざまな場面で体力を使います。

そのため、自分が認識している以上に体力がついていることが多いです。

また、排泄介助や認知症入所者への対応など、淡々とこなす仕事も多いので精神力も鍛えられます

転職する際は仕事に粘り強く取り組める姿勢困難な場面でも心が折れない精神力があることをアピールしましょう。

マネジメント能力・対応力

介護職は未経験や経験が浅い人と仕事することが多いので、介護経験が長くなくても新人教育やリーダーなどマネジメントを任されることもあります。

そのため、介護職は若い人でもマネジメント能力が身につけられる仕事といえます。

また、介護の現場では不測の事態に遭遇することも多いので、自然と対応力が身につけられます。

職場をまとめる能力や状況に応じた行動が取れる能力は、どの仕事においても高く評価されるポイントです。

洞察力・協調性

介護職は利用者の体調の変化や異変にいち早く気づかなければいけないので、必然的に洞察力が培われます。

また、医師や看護師、ケアマネージャー、医療ソーシャルワーカーとも連携して仕事をするので協調性も身につけられます。

組織で仕事するうえで協調性は円滑に業務を進めるために欠かせない要素です。

さらに、高い洞察力があると市場や顧客の行動パターンの変化に気づけるため、新しいサービスや商品を提案するチャンスが生まれます。

【介護職の弱み】介護から転職できない・難しいと言われる理由

【介護職の弱み】介護から転職できない・難しいと言われる理由

介護職から転職できない・難しいと言われる理由は次の3つです。

  1. 汎用的なスキルの習得が難しい
  2. 介護の知識を活かせる職種が限られている
  3. 年齢的に再就職が厳しい

汎用的なスキルの習得が難しい

介護職で身につけられるスキルは、異業種の仕事で応用が効かないことが多いです。

介護の仕事内容は身体介助や認知症入所者のケアなどが多く、営業や事務などの仕事をしないからです。

また、デスクワークの仕事に転職したいと思っても書類作成や電話応対など、基本的なスキルを一から身につけ直さなくてはいけません。

そのため、アルバイトや派遣などの非正規社員でしか働けないことが多いです。

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介護の知識を活かせる職種が限られている

介護の知識を活かせる職種は介護事務やリハビリ職、生活相談員など職種が限られています

そのため、いきなり違う仕事に挑戦しづらく、同じ介護業界内で転職を繰り返す人が多いです。

さらに、一般企業は介護業界の仕事内容について詳しくないので、仕事の成果や経験をアピールしても理解してもらいづらいです。

年齢的に再就職が厳しい

介護職からの転職が難しい理由に年齢的に転職が厳しい人が多いことが挙げられます。

介護業界で働く人は40代、50代の割合が一番多く、一般企業側から見ると転職が難しい世代が多いのです。

また、一般企業から介護職へ転職し、体力・精神的に厳しいと感じて一般職に戻りたくても年齢制限の対象になってしまう人が多いです。

転職する際は自分の年齢でも再就職可能な業界はあるか、よく調べてから検討しましょう。

介護職から転職する人の主な理由は?

介護職の離職率は他の業種に比べて低いですが、仕事を長く続けられない人が多く、慢性的な人手不足が続いています。

介護職から転職する人の主な理由は次の4つが挙げられます。

  1. 体力的にしんどい
  2. 給料が大して上がらない
  3. 家庭やプライベートの時間が持てない
  4. 人間関係の悩み

体力的にしんどい

介護職は体力が必要な作業が多いので、仕事を続けるうちに体力的にしんどくなる人が多いのです。

また、職場によっては深夜勤務が発生することもあります。

深夜勤務は生活習慣が乱れやすくなったりプライベートの時間も確保しにくくなります。

そのため、体力的な不安を感じたり、もっと楽な仕事に就きたいと考えて介護職を離れる人が増えるのです。

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給料が大して上がらない

介護職は給料の上がり幅が小さく、高い給料をもらいたい人は他の業界に転職することが多いです。

介護業界は管理職でも年収500万円前後の場合が多く、勤続年数が多くてもなかなか上がらないこともあります。

入所者数や施設運営、国からの支援などの影響から財政面でシビアな施設が多く、従業員に還元できるほどの利益を上げられていない場合が多いからです。

そのため、家庭環境やキャリアビジョンを考えて、給料の上がり幅が大きい他の業界へ転職する人が増えています。

家庭やプライベートの時間が持てない

介護職で働く人のなかには深夜勤務や休日出勤など、家庭やプライベートの時間を十分に持てない人がいます。

仕事にやりがいや達成感を感じていても、家族との時間やプライベートが充実していないとワークライフバランスが取れているとはいえません。

また、家庭で過ごす時間が減ると家族から不満が出てしまったり、家族関係に影響が出る可能性もあります。

そのため、介護職を辞めて規則的な勤務時間、しっかりと休みが取れる仕事への転職を考える人も多いです。

人間関係の悩み

介護職は毎日同じ人と接することが多い職場です。

そのため、一度人間関係にストレスを感じてしまうと退職しない限りストレス環境から抜け出せないことがほとんどです。

また、利用者によっては高圧的な態度心ない言葉を言われることもあり、精神的ストレスが溜まってしまう人もいます。

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【介護職に近い業種】介護職から転職におすすめの職種5選

介護職に近い業種でおすすめの職種を5つ解説します。

いきなり異業種へ転職するのが不安な人や介護業界内で転職を検討している人は、ぜひ参考にしましょう。

  1. 介護事務
  2. 生活相談員
  3. 看護助手
  4. リハビリ職
  5. 介護教員

①介護事務

介護事務は介護保険の請求書作成や電話応対、来客対応、従業員のシフト管理など介護に関わる事務作業をする仕事です。

介護保険に関する専門知識やパソコンスキルが求められますが、基本的に座って仕事ができるので身体的負担が少ないです。

また、介護事務は特別養護老人ホームやデイサービス、訪問介護ステーションなどさまざまが就職先があるので働けるチャンスが多い仕事といえます。

必要なスキル・資格
  • 介護保険に関する知識
  • 基本的なパソコン操作
収入目安300〜350万円
向いている人
  • 事務仕事が苦にならない人
  • コツコツした作業が得意な人
  • 介護職の経験を活かした仕事に就きたい人

②生活相談員

生活相談員はデイケア施設や老人ホームなどで利用者や家族の介護相談にのったり、施設内の連絡調整や介護職のサポートする仕事です。

また、利用者が快適に介護サービスが受けられるようにケアプランの作成も担当します。

仕事内容は多岐に渡りますが、利用者と介護職員の双方の気持ちに寄り添った仕事ができるので、やりがいを感じられる仕事といえます。

必要なスキル・資格
  • 特別な資格は不要
  • 臨機応変な対応力
  • コミュニケーション力
収入目安300〜400万円
向いている人
  • 人の悩みに寄り添える人
  • 中立的な立場で対応できる人
  • 協調性がある人

③看護助手

看護助手は看護師のサポートする仕事で診察の補助や身の回りの介助など、介護職の経験を役立てられる仕事です。

また、医療行為が必要な看護師や准看護師とは違い、資格や経験を問われないので介護職から転職しやすい職種といえます。

さらに、医療機器の準備や片付け、病室の環境整備など介護職では関わらない仕事もできるので、医療業界に興味がある人や専門的な仕事に関わりたい人におすすめです。

必要なスキル・資格
  • 特別な資格や経験は不要
  • 臨機応変な対応力
  • コミュニケーション力
収入目安300〜400万円
向いている人
  • 責任感がある人
  • 洞察力・観察力が高い人
  • チームワークが得意な人

④リハビリ職

リハビリ職は病院やクリニックなどで患者のリハビリをサポートする仕事で、主に以下の職種に分類されます。

  • 理学療法士(PT)
  • 作業療法士(OT)
  • 言語聴覚士(ST)

理学療法士(PT)

理学療法士は立つ・歩く・座る・寝返りなど、日常生活で必要になる基本的な動作のリハビリを担当します。

また、身体機能の回復や維持、障害の悪化を予防するために運動療法やマッサージ、電気刺激、温熱などを使ってリハビリのサポートをします。

作業療法士(OT)

作業療法士は食事や入浴、料理、文字を書くなど、応用的動作のリハビリを担当します。

また、理学療法士とは異なり、心のリハビリもサポートします。

そのため、精神科病院や職業センターなどの就職先もあります。

言語聴覚士(ST)

言語聴覚士は聴覚や発話、発声などの言語聴覚機能が低下している人嚥下に関する障害を抱えている人のリハビリを担当します。

病院や介護福祉施設だけでなく、養護学校や児童相談所、特別支援学級などでも活躍している人が多い仕事です。

必要なスキル・資格
  • 国家資格の取得
  • コミュニケーション力
収入目安400〜550万円
向いている人
  • 高齢者以外のケアもしたい人
  • 収入や将来性が高い仕事に就きたい人
  • 資格取得の勉強が苦にならない人

⑤介護教員

介護教員は福祉系高校や専門学校で教えたり、介護職員の研修指導する仕事です。

介護福祉士を取得後、5年以上の実務経験があれば介護職員になることができます。

また、介護業界のなかでも比較的年収が高い職種なので人気がある一方、求人数は多くないので転職の難易度は高めです。

必要なスキル・資格
  • 介護福祉士の取得
  • 5年以上の実務経験
  • コミュニケーション力
収入目安400万円前後
向いている人
  • 教育が好きな人
  • 年齢を気にせず長く働きたい人

【異業種】介護職から転職におすすめの職種5選

介護職から異業種への転職でおすすめの職種を5つ解説します。

年収アップやキャリアアップを目指し、介護職の経験を活かせる仕事に就きたい人は参考にしましょう。

  1. 接客業
  2. 製造業
  3. 営業職
  4. 保育補助
  5. ドライバー

①接客業

接客業は未経験からでもはじめやすい職種で、人と関わることが得意な人人を笑顔にすることが好きな人に向いています。

また、接客業は求人数も多いので、自分の希望条件に合う仕事を見つけやすい特徴があります。

介護職から接客業へ転職する際はコミュニケーション能力やクレーム処理など、臨機応変に対応できる能力があることをアピールしましょう。

必要なスキル・資格
  • 特別な資格や経験は不要
  • コミュニケーション力
  • 柔軟性・対応力
収入目安300〜350万円前後
向いている人
  • 人と接するのが好きな人
  • 立ち仕事が苦にならない人
  • 相手の立場に立てる人

②製造業

製造業は食品や衣服、家電、情報機器など日常生活に欠かせない製品を工場で製造する仕事です。

補充や点検など流れ作業が多く、人と接する機会が少ないので黙々と同じ作業をしたい人人と関わる仕事がしたくない人におすすめの職種です。

介護職との共通点は少ないですが、細かい作業に慣れている人や器具の組み立てや修理が得意な人は介護職での経験を活かせます。

必要なスキル・資格
  • 特別な資格や経験は不要
  • 集中力
収入目安450〜550万円前後
向いている人
  • 1人で作業するのが好きな人
  • 細かい作業が苦にならない人
  • 同じ作業を黙々と取り組むのが得意な人

③営業職

営業職は商品を売ったり、売り上げを伸ばしたりなど大変なイメージが強いですが、仕事を通じて人の暮らしを豊かにするといった共通点があります。

そのため、やりがいを感じやすく、自分の成長や成果をしっかり確認できる仕事といえます。

また、介護用品や福祉に関わる商品の販売であれば、使用感や購入に向いている人の特徴など介護職としての経験を活かしながら働けます。

必要なスキル・資格
  • 特別な資格・経験は不要
  • コミュニケーション力
  • 情報収集スキル
収入目安350〜500万円
向いている人
  • 話し上手な人
  • 初対面の人と接するのが得意な人
  • 時間管理ができる人

④保育補助

保育補助は認可保育所や保育園、託児所など、保育士の業務をサポートする仕事です。

子どもの食事の手伝いやトイレの指導、子どもの遊びを見守ったりなど、介護職と仕事内容が共通するところが多く、未経験者でも挑戦しやすい職種といえます。

さらに、夜勤などもなく、シフト制で働くことも可能なので、フルタイムでの勤務が難しい人や子どもがいる人でも働けます

必要なスキル・資格
  • 特別な資格・経験は不要
  • コミュニケーション力
  • 観察力・洞察力
収入目安250〜300万円
向いている人
  • 子どもが好きな人
  • 体力に自信がある人
  • 辛抱強く細かいことを気にしない人

⑤ドライバー

介護施設や幼稚園の送迎バス介護タクシーなどのドライバー業も介護職の経験を活かせる仕事です。

上下車時のサポートや安全管理など、介護職経験者ならではの対応や気持ちのよいサービスを提供でき、利用者も安心して使うことができます。

また、ドライバーは基本的に1人で過ごせる仕事なので、職場内での人間関係に悩みを抱えていた人1人の空間や時間を持てる仕事がしたい人におすすめの職種です。

必要なスキル・資格
  • 運転免許
収入目安350〜450万円
向いている人
  • 車の運転が好きな人
  • ルールや規律をしっかり守れる人
  • 注意力や慎重さがある人

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介護職を辞めたい人におすすめの転職エージェントは以下のマイナビ介護職です。

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介護職から事務職に転職することは可能?

介護職から一般企業の事務職に就くことは可能です。

介護職では業務報告書や利用者の管理データ作成などをパソコンで作成することがあります。

そのため、パソコン作業に慣れている人が多く、異業種でも事務職への転職は比較的難易度が低いといえます。

  1. コミュニケーション能力やパソコンスキルがあれば問題ない?
  2. 事務職の求人はライバルが多い
  3. 給料が下がる可能性があるので注意

コミュニケーション能力やパソコンスキルがあれば問題ない?

事務職は基本的なパソコン操作コミュニケーション能力があれば、特別な資格や経験がなくても働けます。

ただし、職場によっては会議資料やプレゼンのスライドなど、読みやすい資料作りのスキルが求められます。

そのため、転職活動をする前にワードやエクセル、パワーポイントなどに関連する資格を取得しておくと安心です。

事務職の求人はライバルが多い

一般企業の事務職は需要が高く、求人数が多い分、同じ仕事を狙うライバルも多くいます。

そのため、簡単なパソコン作業しかできない場合は選考から落ちてしまう可能性があります。

また、事務職は資料作成やデータ入力など、作業スピードも重要になる仕事です。

入社試験でタイピング速度が遅い人やタイプミスが多い人は、戦力として使えないと判断されてしまう可能性があるので、転職前にタイピング練習をしておくのがおすすめです。

給料が下がる可能性があるので注意

事務職は市場での需要が高く、特別な資格も必要ない仕事なので、給料が安く設定されていることが多いです。

そのため、介護職から転職しても給料が下がる可能性があるので注意しましょう。

また、事務職は営業や販売員などとは違い、仕事の成果を数値や実績で表しづらい職種なので、上司から高く評価してもらったり、ボーナスアップなども期待できません。

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介護 転職 失敗

介護職から転職を成功させる5つの秘訣

介護職から転職を成功させる秘訣は次の5つです。

転職に不安を抱いている人や効率的に転職活動を進めたい人は、ぜひ参考にしましょう。

  1. 退職理由はポジティブな内容にする
  2. 強みや自己PRのポイントを絞る
  3. 転職エージェントを活用して働きながら転職活動
  4. 具体的なエピソードや仕事の成果を面接で話す
  5. 転職希望先の社風や職場環境に合う人材だとアピールする

退職理由はポジティブな内容にする

転職する際、前職を辞めた理由を聞かれることが多いですが、退職理由はできるだけポジティブな内容を話すようにしましょう。

職場環境が合わなかった・嫌いな人がいたなどのネガティブな理由は、企業側に悪い印象を持たれてしまう可能性が高いからです。

また、ネガティブな理由を話すことで採用しても同じ理由で辞めてしまう可能性嫌なことがあるとすぐ逃げてしまう人と認識されてしまう危険性もあります。

そのため、スキルアップやキャリア形成などポジティブな理由で転職活動をしていると伝えましょう。

強みや自己PRのポイントを絞る

仕事での強みやアピールポイントが多いに越したことはありません。

しかし、選考では採用担当者に自分の魅力をしっかり理解してもらうためにも、できる限りアピールポイントを絞って話しましょう

強みや自己PRの内容を絞ることで、本当に伝えたい話を伝えやすくなるからです。

また、希望先の企業の仕事に関連する強みやスキルを伝えるとより効果的です。

転職エージェントを活用して働きながら転職活動

転職を決意してすぐに転職先が決まらなかったり、スムーズに転職活動が進まない可能性もあるので、いきなり介護職を辞めることは避けましょう

まずは、転職エージェントに登録して求人を探したり、書類選考へ応募するなど、働きながら転職活動をするのがおすすめです。

また、働きながら転職活動をすることで仕事の強み自分のスキルなどを見直せるメリットもあります。

具体的なエピソードや仕事の成果を面接で話す

具体的なエピソードは説得力が増し採用担当者に自分の人物像や入社後の働きぶりなどをイメージしてもらいやすくなります。

面接で話すエピソードや仕事の成果は以下のような内容を選ぶようにしましょう。

  • 利用者満足度が前年比から10%向上した
  • 利用者やその家族から感謝の手紙をもらった
  • 遅刻や体調不良で欠勤したことがない
  • 自分が提案したアイディアやレクリエーションが採用された
  • 前職に在籍中、資格や研修などでスキルアップを図った

異業種の人でも共感しやすい内容を選んだり、話を噛み砕いてわかりやすく説明すると効果的です。

転職希望先の社風や職場環境に合う人材だとアピールする

企業にとって社風や職場環境に合う人材を選ぶことは非常に重要なポイントです。

そのため、転職希望先が目指す会社像や働く人の特徴をしっかりリサーチしておきましょう。

以下のように転職希望先の社風や求める人材像に合わせてアピールすると採用されやすくなります。

  • クリエイティブな会社:企画やアイディアを考えるのが得意
  • 古風な風習や規律を重んじる会社:真面目で正確に仕事を進められる
  • ルールがなく自由な環境を与えている会社:柔軟性があり、さまざまな角度から物事を判断できる

【例文】職務経歴書・志望動機・面接で使える強みの答え方

職務経歴書や志望動機、面接でそのまま使えるPR例文を紹介します。

  1. コミュニケーション能力・協調性のPR例文
  2. 対応力・洞察力のPR例文
  3. 体力・精神力のPR例文
  4. 同業種・異業種の志望動機例文

コミュニケーション能力・協調性のPR例文

私の一番の強みは、コミュニケーション能力です。デイサービスで5年、有料老人ホームで7年仕事をしており、これまで50人以上の利用者と関わっております。利用者の中には対応の難しい人もいましたが、コミュニケーションを重ねることで信頼関係を構築できました。

前職で培ったコミュニケーション能力は接客業でも活かせると考えており、御社に採用されましたら強みを最大限に活かして、きめ細かな接客サービスを提供いたします。

引用元:マイナビ介護職 介護からの転職で使える強み5選!上手に伝えるコツも説明

私の強みは、周囲との協調性です。長年、訪問入浴の仕事に従事してまいりました。訪問入浴は3人チームで行動するため、スタッフ同士の連携が不可欠です。意見の食い違いなどが起きたときは、いち早く解決しなければなりません。私はときに調整役に回るなどして、安定したチームワークが発揮できるよう努めてまいりました。

新しい仕事でも自分の強みを活かし、業務が円滑に進むように周囲と協力しながら積極的に行動してまいります。

引用元:マイナビ介護職 介護からの転職で使える強み5選!上手に伝えるコツも説明

コミュニケーション能力や協調性は比較的誰でもアピールしやすいスキルですが、勤続年数や関わった人数などを話すことで信憑性や説得力が増します

さらに、信頼関係の構築やチームワークが発揮できるなど、入社後の活躍をイメージできるエピソードを盛り込むこともポイントです。

対応力・洞察力のPR例文

私の一番の強みは、柔軟な対応力です。これまで介護主任として、現場の先頭で数多くの問題解決に挑んでまいりました。勤務先の高齢者施設には認知症の利用者も多くおり、徘徊などの問題行動はめずらしくありません。日々さまざまな対応に追われる中で、周囲の状況を把握したり、適切に対処したりする能力を身に付けることができました。

今後はさらに対応力を磨き、御社の顧客満足度の向上に貢献したいと考えております。

引用元:マイナビ介護職 介護からの転職で使える強み5選!上手に伝えるコツも説明

私の強みは、観察力があることです。介護者は、利用者の精神状態や健康状態を把握するために、日々の変化に気付けなければなりません。利用者の細かな変化に気付けたことで、事態の深刻化を防げた経験が多くあります。過去には就寝時間になっても部屋に戻りたがらない利用者がおり、理由を尋ねたところ「実は不眠に悩んでいた」というケースもありました。

今後は介護の仕事で培った観察力を、お客様のニーズを見分けるために御社で役立てたいと考えております。

引用元:マイナビ介護職 介護からの転職で使える強み5選!上手に伝えるコツも説明

対応力は経験談や成果などで裏付けられるスキルですが、自信満々に話すことで横柄な印象を持たれてしまう危険性があります。

そのため、自信を持ちながらも謙虚な姿勢でいることを伝えるのがポイントです。

また、洞察力をアピールする際は具体的なエピソードを元に話すと説得力が増し、ライバルと差別化できます。

体力・精神力のPR例文

私の強みは、体力と精神力です。介護福祉士の資格を取得して以来、8年間グループホームで仕事をしてまいりました。グループホームは夜勤が月4〜6回ほどあり、1人で複数名の利用者を見ることも少なくありません。

長年の仕事を通じて、私は体力と精神力を身に付けることができました。御社に入社しましたら、持ち前の体力と精神力を活かし、粘り強いアプローチでお客様との契約獲得に努めてまいります。

引用元:マイナビ介護職 介護からの転職で使える強み5選!上手に伝えるコツも説明

体力・精神力をアピールする際は夜勤回数や担当していた入所者の人数など、数字で伝えると採用担当者に伝わりやすくなります。

また、身につけた体力・精神力を仕事でどのように活かせるかを明確に話すこともポイントです。

同業種・異業種の志望動機例文

御社を志望したのは、より深く入居者様と関わりたいと思ったからです。介護老人保健施設で、これまで多くの入居者様に対応してきました。入居者様一人ひとり必要な対応は異なり、介護という仕事に対しやりがいや楽しさを感じております。しかし、目の前の入居者様だけでなく、広い視野で多くの入居者様と関わっていきたいと思うようになりました。

そこで入居者様の生活背景や家族構成などまで深く知れる介護相談員に興味を持ちました。

引用元:ジョブベスト 介護職からの転職におすすめの職種13選 I 体験談からわかる転職成功のコツ・注意点を紹介します

志望動機としては自身の経験を活かせると思ったからです。私はこれまで介護の仕事をしてきましたが、今後の将来を改めて考える中で製造業に関わりたいと思いました。細かい作業が好きで、レクリエーションではピンポン玉ゲームやボーリングなどの準備を率先して行っています。スタッフから感謝されることも多く、「効率良く作業が進めること」にやりがいを感じていることに気づきました。未経験からの挑戦ではありますが、自身の強みを生かし御社の利益に貢献できるのではないかと思い志望しました。

引用元:ジョブベスト 介護職からの転職におすすめの職種13選 I 体験談からわかる転職成功のコツ・注意点を紹介します

同業種へ転職する場合はスキルアップやキャリアアップ、異業種へ転職する場合は強みやスキルを活かせる仕事に就きたいなど、前向きな理由にするのがポイントです。

【年齢別】介護職から転職を成功させる方法

介護職に年齢制限はありませんが、一般企業は転職時の年齢を重視する傾向があります。

そのため、年齢別に介護職から転職を成功させる方法を解説します。

  1. 20代で介護から転職
  2. 30代で介護から転職
  3. 40代以上で介護から転職

20代で介護から転職

20代は年齢も若く、仕事の伸び代があるので、やる気と熱意が伝われば採用してもらえる可能性が高いです。

また、新卒や第二新卒で募集している企業もたくさんあり、求人数も多いので転職の難易度は低いといえます。

ただし、転職する理由や今後のキャリアビジョンなど、転職することでどう変わりたいか具体的な理由を聞かれることが多いです。

そのため、退職理由や志望動機はしっかり準備しておきましょう。

30代で介護から転職

30代はチームのリーダーや教育係など会社の中心となって 働く世代なので、即戦力が求められます

そのため、どのように会社に貢献できるか自身の強みをうまく伝えるのがポイントです。

また、即戦力の証明として資格やスキルをアピールすると、入社後の働きぶりをイメージしてもらいやすくなります。

ただ、30代向けの求人数は限られており、転職活動が長引く可能性もあるので、在職中に転職活動をするのがおすすめです。

40代以上で介護から転職

40代以上の場合は同業種への転職がおすすめです。

一般企業でのキャリア形成は30代までを対象にしている場合が多く、40代から異業種へ転職できる可能性が低いからです。

しかし、40代は社会経験も豊富にあり、一定のスキルがあると判断されやすいため、企業が求める人物像にマッチすれば、スムーズに転職できる可能性もあります。

まとめ

介護から転職する強み・弱み、介護職から転職におすすめの職種、介護職から転職を成功させる秘訣を解説しました。

介護職は体力・精神的な負担が多い職種なので、ワークスタイルや将来的なことを考えて転職を検討する人も多くいます。

職種によっては介護の経験やスキルを活かして異業種で働ける可能性もあります。

まずは、介護職で培った自分の強みやアピールポイントを分析し、転職活動をスタートしてみてください。