INTEGRATED REPORT 2019

IoT関連事業

IoTソリューション(株式会社ネクス)

「IoT」とは、センサーやデバイスといった「モノ」がインターネットを通じて接続され、相互に情報を交換し、様々な制御を自動的に行うシステムで、人手を介することなく相互に情報交換できることが大きなメリットです。そのため、パソコンやサーバーだけではなく、車両運転管理システムとの融合による運行状況の管理、自動販売機の在庫管理や故障などのモニタリング、エレベーターやATMの遠隔監視や故障などのモニタリング、水道・電気・ガスのメーターの遠隔検針やセキュリティ対策など、多種多様な分野に導入されています。

IoTの主な対象領域

農業ICT(株式会社ネクス)

ネクスが培ってきた通信技術資産の農業分野への応用を目的に、2012年より「NCXX FARM(ネクスファーム)」の運営を行っています。ネクスの花巻本社に試験圃場を設立し、新農法の採用による各種実証試験を実施しています。野菜の栽培には、デジタル管理された化学的土壌マネジメントによる「多段式ポット」を採用し、環境へ与える負荷を最小限に抑え、「安心、安全、エコ」な作物を消費者に提供するための実証実験を行っています。また各種栽培条件をデータ化・最適化することで、安定した生産が可能な栽培技術の確立も可能となり、それらを生産者へ提供することを目指しています。

ICT×農業

農業ICTを活用

  • きのこの栽培管理システム開発
  • 岩手大学と共同で農業施設栽培における病気予防策の研究
  • 「黄いろのトマトのキーマカレー/桐箱入り」「黄いろのトマト100%ジュース」の販売
  • 岩手県IT活用型新分野開拓推進事業ワークショップにアドバイザーとして参画
  • 仕事用のLINE「LINE WORKS」と農業ICTシステムの連携開始

NCXX FARMの特徴

特許農法による「化学的土壌マネジメント」+ICTシステムによる「デジタル管理」、製品の「販売サポートシステム」を加えた、一連のシステムのパッケージ販売を行う「フランチャイズ事業」

総合介護事業支援サービス(株式会社ケア・ダイナミクス)

ケアプランの作成、介護サービスの提供、国保連への請求といった、介護事業に関連する業務や情報を一元管理するシステムである介護事業者向けASPサービス「Care Online」の開発・販売を行っています。今後はネクスグループとのシナジーを活かしたM2M技術との融合により、「総合介護事業支援企業」への転身を図るため、従来のソフトウェアサービスにネクスのハードウェアおよび通信領域のサービスを加えることにより、介護に関わる全ての関係者に対して最高のサービスとトータルソリューションを提供するほか、介護ロボット事業の企画開発にも参画しています。

ケア・ダイナミクスの事業